想ひ
【想ひ】
私は、大学卒業後、監査法人トーマツ(旧デロイト・ハスキンズ・アンドセルズ三田会計社)でインターン(無資格研修生)として、初任給20万円での丁稚奉公からこの業界に入りました。
三田会計社にてデロイト流の<借方Over・貸方Under>を徹底して教え込まれ、入所3年目からインチャージもたくさん経験させていただき、仕事は大変厳しいけれど充実した日々を送っていました。
しかし、公認会計士登録後もパートナーのお墨付きをいただかないと何も決められない大手監査法人特有の体制に嫌気がさし、いつかは”自分の看板”でやりたいとの 独立開業への想いが次第に募ってきました。
勤務8年目で十分に力を蓄えてきたとの自負もありましたが、大会社相手の監査経験のみでは、独立に際して全く役に立たないことが明らかであったため、先ずは税務の経験を積もうと思い、日本橋の公認会計士事務所にて2年間のカバン持ちを経験させていただきました。
幸運にも、このお世話になった事務所は、GWにオーバワークで中耳炎になるくらいハードワークでしたので、横目で所長先生の顧問先様に対する姿勢や営業スタイルを学びながら、短期間でも十分に税務実務・倒産事件・再生案件を経験でき、独立に向けた大きなステップアップとなりました。
そして、満を持して11年目の節目に独立開業し、今日に至っています。
独立開業すると、ある意味”お世話好き”でないと務まらないと思います。
監査法人時代のようにクライエントと距離を置いていては仕事にならないですし、飲み会やゴルフの場で経営者から直接学ぶことも多いです。
そうした経験が血肉となって、人間としての幅が出来あがることも独立した醍醐味とも言えます。
また、毎日さまざまな相談・資金繰り等緊急を要する無理難題が持ち込まれますので、業務範囲もあるようで無いような感じです。
ご相談があれば、お客様の期待に応えるべく全力でどんなに泥臭い仕事でも、なんでもこなさなければなりません。
特にここ5,6年は、期せずして毎月のように上海との往復が増え、中国社会の洗礼を受けながら、中国人脈、人的・物的インフラが確実に整備されつつあります。
自分の能力の限界を他者の協力を得ながら、なんとかこなすと、 益々難易度の高い案件のご紹介となって返ってきます。
とても大変ではありますが、時代の流れに沿ったチャンスが与えられることは、本当に恵まれていると思います。
今は、顧問先の社長、上海での交流仲間、経営者仲間、事務所職員、中国人スタッフ、家族の協力といった大きな縁の下で、充実した日々を送らせていただいております。
時折”我”が出てしまいますが、独りでは結局何も出来ません。
大徳は、小怨を滅ぼすを信念に周りの身近な人々に日々感謝しなければいけないと肝に銘じつつ、働けなくなるまで人間力を学ぶ修行の毎日です。
中国人富裕層専門
加藤公認会計士・税理士事務所
対応地域: | 日本全国及び上海・深セン・香港 |
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